手放せば楽になる 5つの煩悩
今回は仏陀が説いた "苦しみのもと"
煩悩の一部をご紹介します。
①慢心
過信、自慢
思い上がりの気持ち
偉そうな振る舞いや見栄を張ること
自分を大きく見せたいという欲望
②独占
ひとりじめすること
支配、所有し分け与えないこと
③恐怖
不安、心配、おそれ
怖いと思うことやその気持ち
④無知
ここでの無知は何も知らないという意味ではなく
目的(光)を見出だせないまま彷徨う状態を指します
⑤執着
物事にこだわりすぎること
特定の感情や考え方にとらわれること
こうでなければいけない!と思い続けること
人は生まれた時はもっていなかったこれら煩悩などを背負い込むことで心が重くなったり曇ったりして苦しみます。
このような自分を苦しめるものは気付いたらその度に手放し、より軽やかに気楽に生きれるようにすると良いですよ、というのが仏陀の教えです。
上記とは別に「期待」も心を曇らせる煩悩のひとつと個人的には考えています。
期待をするから、期待通りのものが得られなかった時に不満が発生します。期待をしなければ不満も生まれません。
人や出来事など自分の外側から幸せを受け取るのを期待するのではなく、
自分の機嫌を自分でとる。自分自身を幸せにするという感覚でいればストレスフリーです。
自分の抱えている重しに気付かされるタイミングは、
たいてい嫌なことがあったときです。
関係する煩悩を持っているから感情が反応して嫌な気持ちになるのです。
嫌な気持ちになった!なぜ自分に嫌な出来事が…?
( ゚д゚)ハッ!煩悩を持っていたんだ!
どんな煩悩だろう?
例)人にバカにされた
→怒りや悔しさを感じた
→なぜバカにされるのが嫌なんだろう?
→プライドがあるからだ。人より優れていたいんだ。
→これは慢心の気持ちだな。これを持っているとまた同じことが起こった時苦しみになるから、手放そう。
このように、重しを手放すために人生の試練があるようです。逆に重しに気付かせてくれて感謝ですね。
煩悩という重しをはずすほど、
曇った心が澄んでいき平安が得られるそうです。
煩悩の対義語を調べてみました。
意識すると良いかもしれません。
①慢心→虚心
謙虚なきもち、素直な態度
わだかまりを持たない心
②独占→共有
与える、分かち合う
支え合う、助け合う
③恐怖→平安、平穏、安堵
落ち着き、安心
安らかで穏やかな心
リラックス、心地よさ
④無知→悟ること、真理に気付くこと
⑤執着→達観、解脱
何事にも動じない心
開放や自由、物事にこだわらない
主観的でなく客観的に俯瞰して判断する
皆様がより軽くなり
より幸せになられますように!